2015年8月24日月曜日

これなしでは生きられないアプリ特集「2015_iPhone編」 ライフハッカー[日本版]

ライフハッカーがiPhoneアプリを紹介。コレ持ってるけど、コレ持ってないなぁ。そんなに便利なの?とうものもあり、チャレンジしてみて下さい。


これなしでは生きられないアプリ特集「2015_iPhone編」

  • ライフハッカー[日本版]
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iPhoneはモバイル界隈では最大のアプリ数を誇っていますが、それは自分にとって良いアプリを見つけるのが大変であることも意味します。そこで、米Lifehackerがイチオシのアプリを集めた「Lifehacker Pack for iPhone 2015」を参考にしてください。
※価格はすべて税込
生産性向上ツール
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Outlook
まさかこの名前が出るとは思わなかったでしょうが、米LHが選ぶiOSのベストメールクライアントは、Microsoft の『Outlook』です。統合された受信トレイ、カスタマイズできるスワイプオプション、強力な検索機能、堅実なフィルターシステムなど、メールクライアントに必要なすべてを備えています。Apple標準の『Mail』も真っ青の仕上がりですので、よりパワフルなアプリを探しているなら、Outlookをチェックしてください。
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Sunrise Calendar
『Sunrise Calendar』は米LHイチオシのiPhone向けカレンダーアプリです。無料の上、多機能で操作も簡単です。ビューの切り替えや同期機能など、カレンダーとして必要な機能をすべて備えています。中でもすばらしいのは、天気やGoogle Maps、Evernote、TripItといった他のサービスとの連携です。
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Simplenote / Evernote
iOSには、メモの取り方によって2つの選択肢があります。プレーンテキストが好きな人には『Simplenote』がベストです。すべてのノートがデバイス間で同期できて、余計な機能は一切なく、シンプルに徹しています。もう少し多機能がいいなら『Evernote』がベストな選択肢です。Evernoteの極意は、すべてを保存すること。画像を追加したり、ウェブサイトに注釈をつけたり、Todoリストを作ったり、とにかく何にでも使えます。
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Any.DO
App StoreにはあまりにたくさんのToDoアプリがあるため、自分に合うものを探し出すのは不可能に思えます。そこで、米LHは、シンプルと多機能の絶妙なラインを行く『Any.Do』をおすすめします。インターフェースはシンプルで、タスクの追加や整理が簡単です。さらに、音声でのタスク追加、タスクの延期、リストの共有や同期までできちゃいます。
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IF
『If This Then That』は、米LHお気に入りのウェブアプリですが、iPhoneアプリも同じくらいパワフルです。外出先からでもレシピを作成できるだけでなく、iPhoneの連絡先、写真、リマインダーと連携して、iPhoneのあらゆる動作を自動化できます。
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Dropbox
『Dropbox』はすでに最高のクラウドストレージサービスですが、その真骨頂はモバイルアプリにあります。ファイルブラウザとして使えるのはもちろんのこと、撮影した写真のアップロード、ファイルの編集、ほかのサービスを介したファイル共有などが可能。また、無料で簡単に容量を増やす方法もあります。
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Workflow
『Workflow』はiOS用のマクロやミニアプリを作成できるアプリです。簡単にいえば、iPhone向けの『Automator』です。ボタンをタップするだけで、カレンダーの予定を設定したり、ページをPDFとして印刷したり、再生中の楽曲の歌詞を探したりできます。
インターネットとコミュニケーション
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Chrome
デスクトップで『Chrome』を使っているなら、同期機能だけでも『Safari』から乗り換える十分な理由となります。ほかにも、デスクトップビュー、プライベートモード、スピードダイアルなど、優れた機能が豊富にそろっています。
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Google Hangouts or Skype
『Skype』は長い間、ビデオ通話の王者でしたが、近年、『Google Hangouts』が猛烈に追い上げてきています。理由はシンプルです。今や誰もがGoogleアカウントをもっており、Google Hangoutsを使うのに必要なのは、Googleアカウントだけだからです。さらに、ビデオ通話をすぐに開始できてコストもかかりません。とはいえ、VOIPの王者はいまだにSkypeであり、一般にも広く浸透しています。どちらも優れたビデオチャットアプリです。好きな方を使ってください。
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Facebook
Facebookの公式アプリでは素晴らしい体験ができますが、イベントの場所を確認したいときや、友人の電話番号を調べるとき、行列に並びながらプロフィールを更新したいときなどには特に便利です。このアプリが好きになれない人はFacebookのモバイルサイトを利用しましょう。
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Tweetbot
『Tweetbot』は米LHイチオシのiPhone向けTwitterクライアントです。使い勝手が良く、カスタマイズ可能なナビゲーション、Twitter体験を自由にコントロールできるパワフルなインターフェースなど、豊富な機能を誇っています。
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IM+
優れたIMクライアントとは、さまざまなサービスと連携し、異なる種類のメディアに対応し、デバイス間で同期できるアプリです。『IM+』はそのすべてを備えています。相手がどんなサービスを使っているかを気にせず、誰とでもチャットが可能です。
位置認識
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Google Maps
簡単に言えば、『Google Maps』はiPhoneにおいてもベストな経路誘導アプリです。無料で優れた場所検索機能があり、公共交通機関、徒歩など、さまざまなルート検索もこのアプリで完結できるので、別の専用アプリを立ち上げる必要もありません。
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iPhoneを探す
『iPhoneを探す』は昔からありますが、依然として価値あるアプリです。iPhoneが盗まれたり、どこかに置き忘れたりしてしまっても、遠隔操作で追跡できます。いろんな場所で携帯を置き忘れてしまう人には欠かせないアプリです。
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Yahoo!天気
なぜかはわかりませんが、iPhoneには膨大な数のお天気アプリがあります。米LHのイチオシは『Yahoo!天気』です。素晴らしい機能が豊富にありながら、使い勝手も良好です。レーダー、サテライト、ヒートマップなど細かい情報も盛りだくさんですが、現在の天気をぱっと見るのも簡単です。
音楽、写真、動画
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Pocket Casts
iPhoneでポッドキャストを聴くのは最高の暇つぶしになりますが、Apple標準アプリは少々使い勝手が悪いと言えます。米LHのおススメは『Pocket Casts』。一度設定を済ませれば、あとはほとんど自動でやってくれます。ポッドキャストを自動でダウンロードしてくれるし、airやWi-Fi経由でも動作します。また、ストリーミングで聴くこともできます。ほかのポッドキャストアプリに比べてはるかに便利です。デスクトップ版にサインアップすれば、ポッドキャストをパソコンとiPhoneで同期することができます。
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Camera+
『Camera+』はiPhoneの凡庸で旧式なカメラアプリを、多機能なコンデジに変えてしまうアプリです。動作も軽快で、素晴らしい写真が撮れます。それに加えて、画質を高めたり、赤目現象の防止、特殊効果など豊富な機能を備えています。携帯で写真をたくさん撮るなら、2ドル(360円)出す価値は十分にあります。
映画、テレビ
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IMDb
友人との会話中に、映画のタイトルや俳優の名前がどうしても思い出せないことってありますよね。『IMDb』なら、どんなマニアックな映画情報にもすぐに答えてくれます。
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Can I Stream It?
映画を観るために複数のストリーミングサービスを利用していますか? きっとお目当ての映画を探すのに苦労していると思います。『Can I Stream It?』はAmazonやNetflix、iTunesなどのライブラリを横断検索して、その映画やTV番組がどのサービスで見られるかを教えてくれます。もう現実のレンタルショップにはさよならです。
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Netflix , Amazonインスタント・ビデオ or Hulu
iPhoneでテレビや映画を観る方法はたくさんありますが、どれもかなり似通っています。NetflixとHuluは本当にそっくり。なので、どのサービスを使うかはどの番組を観たいかで決めればいいでしょう。iPhoneにこれらのアプリを入れて、 ようやくコンテンツを見る準備が整ったことになります。
読書とニュース
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Kindle or iBooks
iPhoneのブックリーダーアプリはどれも似たり寄ったり。いずれもモバイルで本が読めて、ブックストアと連携します。もしあなたが、別のデバイスで『iBooks』を使っているなら、iPhoneでもiBooksを使えばよいでしょう。『Kindle』にも同じことが言えますが、あなたが学生であれば、Kindleからはたくさんの恩恵を得られます。自分の状況に合わせて好きなほうを選んでください。
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Instapaper , Pocket or Readability
デスクトップパソコンのブックマークサービスも素晴らしいですが、その真価を発揮するのはモバイル上においてです。デスクトップで読みたい記事を保存しておき、iPhoneからアクセスすれば、読む場所を選びません。それぞれ長所・短所がありますが、どのサービスも素晴らしい出来です。好きなものを使ってみてください。
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Reeder
Google Readerは消えてしまったようですが、『Reeder』は依然として米LHイチオシのRSSリーダーです。最近のアップデートで『Feedly』を含む、他社のいくつかのRSSリーダーに対応しました。インターフェースもシンプルで使いやすく、あとで見たい記事を素早く保存可能。ほかのデバイスとの同期も簡単です。
健康、フード、フィットネス
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RunKeeper or Strava
ランニングアプリには驚くほど選択肢がありますが、米LHのおススメは『RunKeeper』と『Strava』です。どちらも走りを記録し、友人たちの状況をフィードで表示してくれ、目標に合わせて自由にトレーニングプランを作成できます。『Strava』のほうは、サイクリングをする人向きですので、トレーニングにランニングとサイクリングを組み合わせている人は、こちらを選ぶといいでしょう。
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Fitocracy
ランニングやサイクリングをあまりしないなら、『Fitocracy』がワークアウトの記録にぴったりのアプリです。ワークアウトにゲーム要素を取り入れることができ、コミュニティもあります。また、ウェブアプリと同期すれば、どこからでもワークアウトを記録できます。
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Sleepcycle
多くの人にとって朝起きるのは一苦労なことですが、『Sleepcycle』が少し手伝ってくれます。アプリを起動しベッドの上に置いておけば、睡眠パターンを計測して、適切なタイミングで起こしてくれます。魔法のアプリとまでは言いませんが、目覚めるのが少しは楽になるでしょう。
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Yelp
外食をよくする人は、『Yelp』をホーム画面に置いておくべきです。お店のレビューだけでなく、営業時間やサービスタイムなどの最新情報をチェックするためです。また、アプリからは多くのレストランの予約が可能です。これがあれば、ほかのアプリを入れる必要はありません。
Thorin Klosowski(原文/訳:伊藤貴之)
Image byTina Mailhot-Roberge.

2015年8月14日金曜日

iOS8.4.1 ソフトウェアアップデート Apple Music の機能改善

iOS8.4.1リリース、Apple Musicの機能を改善

    iPhone mania より
8.4.1

Appleは14日未明にApple Musicの機能を改善したiOS8.4.1をリリースしています。

Apple Musicの諸問題を解決

Apple Musicが開始されて1ヶ月半が経ちましたが、小さな不具合の報告は多くありました。iOS8.4.1はそれら不具合をまとめて解消するアップデートのようです。

Apple Musicで改善

スクリーンショットにもありますが、6つの不具合が解消されるとされています。特にアートワークの表示が崩れる問題はTwitterなどでも話題になっていましたが、今回のアップデートで問題が解消されるようです。

なお14日午後5時30分時点でiOS8.4.1に関する大きな不具合情報は出ていません。筆者のau版iPhone6 Plusでもメール、電話(発信、着信)、4G・Wi-Fi通信などの基本的な部分に問題はありません。Apple Musicの不具合で不満を感じていた人は早速アップデートしてもいいかもしれません。


(KAZ)

2015年8月12日水曜日

Windows10 Office関連中心にアップデート

Windows 10がリリースされてから初のメジャーアップデートかな。Office関連のバグフィックスが行われたようで、早速、アップデートしようと、ダウンロード進行中。

Windows 10リリース後に配信された「SR1」とは?: 7月29日に一般公開された「Windows 10」© ITmedia PC USER 提供 7月29日に一般公開された「Windows 10」
 7月29日の「Windows 10」世界同時公開から2週間が過ぎようとしている。既に導入された方も少なくないだろう。
 公開日の当日は筆者を含めてインストールに悪戦苦闘した方も多いと思われるが、対応デバイスの枠は日に日に増加を続けており、無料アップグレードを予約したユーザーの多くは既にWindows 10へのアップグレードが可能という告知を受け取っていることだろう。
 Microsoftによれば、公開から24時間で1400万台のデバイスにWindows 10が導入されたという。
 公開直後はWindows Defenderの定義ファイル更新以外で特に動きのなかったWindows 10だが、1週間を経て一気にアップデートがやってきた。それが「Cumulative Update for Windows 10: August 5, 2015(KB3081424)」と呼ばれるもので、つまり「累積的なアップデート」となっている。
 Windows Updateで自動適用されるタイプのアップデートだが、これは「Service Release 1(SR1)」などとも呼ばれており、現行のWindows 10 Build 10240(TH1)へ定期的にやってくる累積アップデート第1弾という扱いのようだ。以前にリリースされた累積的なアップデート(KB3074683)も含まれている。
 Windows 10の一般向けアップデートは「最新モデル(CB)」という方式を採用しており、年に2〜3回程度の頻度で比較的大きなアップデートが行われる。これまでのMicrosoftによる説明を総合すれば、少なくとも2015年内には一度CBによるアップデートがやってくる見込みで、現行の「TH1」が「TH2」に更新されるとみられる。
 この「TH」の番号が上がるまでの間を埋めるのがセキュリティパッチやバグ修正の役割を果たす「SR」のアップデートで、頻度こそ不明だが、月次または数週間に1回程度のペースを維持するのではないかと予想している。
●タブレット版「Office Mobile」もWindows 10向けに提供
 Windows 10の脇を固める純正アプリおよびサービスも充実しつつある。7月29日にはWindows 10と並行する形で「Office Mobile apps for Windows 10」の提供も開始された。いわゆるタッチ操作に最適化されたOffice製品で、Universal Windows Platform(UWP)アプリとなっている。Word、Excel、PowerPoint、OneNoteの4つのアプリが提供され、それぞれWindowsストアからのダウンロードが可能だ。
 ディスプレイサイズが10.1型以下のデバイスでは無料でフル機能を利用できる。Surface Pro 3をはじめ、10.1型より大きなディスプレイサイズのデバイスでは、Office 365の加入でフル機能が利用可能になる仕様だ。位置付けとしては「Office for iOS」や「Office for Android tablets」に近い。
 なお、これは正確には「Office Mobile for tablets」と呼ばれるもので、主にタブレット製品をターゲットとしている。今秋には従来のデスクトップ版Officeにあたる「Office 2016(for desktops)」が提供されることに加えて、同時期の登場が見込まれるWindows 10 Mobile搭載スマートフォン向けには「Office Mobile for phones」が提供される予定だ。これでタブレット版、デスクトップ版、スマホ版と3種類のOfficeがそろう。
●Officeファミリーの新アプリ「Sway for Windows 10」も登場
 また以前に本連載で少しだけ紹介したMicrosoft Officeファミリーに属する新しいコンテンツ作成サービス「Sway」のWindows 10版アプリ「Sway for Windows 10」が8月6日、ついに公開された。
 Swayでは、OneNoteを使う感覚でインタラクティブ性が高いコンテンツ(プレゼン、ニュースレター、アルバム、レシピなど)を簡単に作り、Web上に投稿できる。コンテンツそのものはHTML5で記述されているため、複数のユーザーが好きなデバイスや環境で自由に参照可能だ。Sway for Windows 10ではオフラインモードもサポートしている。
 手軽にビジュアル要素や動きのあるコンテンツを作成できるので、Officeアプリの一員として活用してみてほしい。現在開発中の「Sway for Windows Phone」は今後数カ月のうちにリリースされる予定だ。
●11月にはXbox One版Windows 10も提供
 先ほど「TH2」の話をしたが、Windows 10は今後も引き続きアップデートが続いていく。マイルストーンとしての注目はまず秋で、Xbox One向けのWindows 10アップデートが11月に提供される予定だ。
 UWP(Universal Windows Platform)アプリが利用可能になることで、ゲームだけでなく、例えばPC、タブレット、スマートフォン向けに提供されているコンテンツ視聴系アプリや各種ユーティリティも利用可能になるなど、利用の幅が大きく広がる。
 本提供に先駆けて9月には一部テスターにプレビュー版が配布されるとのことで、気になる方は引き続きチェックしておくといいだろう。
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

Siriのライバル「Cortana」

鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:

Siriのライバル「Cortana」がついに日本語対応――Windows 10はどう変わるのか? 

Windows 10の音声対応パーソナルアシスタント「Cortana」が待望の日本語対応へ。Cortanaによって、Windows 10の操作がどのように変わるのかを掘り下げていこう。


Windows 10の音声対応パーソナルアシスタントが日本でも利用可能に

 ついに、米Microsoftから日本語版の「Cortana(コルタナ)」に関する正式発表が行われた。Windows Phone 8.1に採用され、Windows 10の主要機能として挙げられる「音声対応パーソナルアシスタント」が、あと数カ月中に日本語で利用可能になる(ただし、Windows Insider Programでのテスト運用)。

tm_1407_win10J_6_01.jpg開発中とみられる日本語版の「Cortana」が“お辞儀”している画面(Cortanaの円形アイコンが前に傾いている点に注目)。日本向けのローカライズとして、非常に礼儀正しいのが特徴だという

 7月29日のWindows 10一般公開時にCortanaが提供される7カ国(米国、英国、中国、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン)に加えて、今後数カ月内にも日本、カナダとインドの英語圏ユーザーに対してWindows Insider Programを通じた提供が開始されるという。また2015年の年末にはブラジルとメキシコ、カナダのフランス語圏ユーザーに対してもWindows Insider Program経由で提供される見込みだ。

 MicrosoftではWindows 10の一般向けアップデート配信で「最新モデル(Current Branch:CB)」という方式を採用している。これは、Windows Insider Programを通じて問題ないと判断された最新ビルドについて、年2~3回程度をめどに一般ユーザーへ大規模アップデートとして最新ビルドの配信を行う仕組みだ。

 つまり、数カ月内にWindows Insider Programで日本語対応のCortanaが提供されるということは、このテストで特に問題がない限り、最速で次のCBの周期には一般ユーザーへの提供が始まることを意味している。早ければ年内、遅くても来年初頭には同サービスが一般公開となる可能性が高いと言える。

 Cortanaの簡単な概要については、同機能が初搭載されたWindows Phone 8.1をベースに英語版サービスを紹介しているので、そちらを参照してほしい。今回はより踏み込んだ、「Cortanaとアプリ連携」の部分に注目してみたい。

tm_1407_win10J_6_02.jpg表示方法は若干異なるものの、CortanaはWindows 10(デスクトップ/タブレット)とWindows 10 Mobileのどのデバイスでも利用できる。ちなみにAndroidやiOSにも対応する予定だ

Cortanaでアプリを呼び出す「音声コマンド」

 Cortanaとはいわゆる「パーソナルアシスタント」であり、Appleの「Siri」やAndroidの「Google Now」に対抗する機能として、Microsoftが開発したものだ。ユーザーがカスタマイズした内容によって、好みや行動を理解し、適切な助言を与えてくる。

 とはいえ、「音声対応パーソナルアシスタントなんて使わないから、別に日本語版が出よう出まいが構わない」という方もいるだろう。実際、筆者はiPhoneを使っているが、Siriをほとんど使わない。だがCortanaについては「(比較的)アプリ連携が重視されている」という側面があり、今後日本でのCortana対応アプリを増やすためにも早期での日本語対応は、Microsoftにとって非常に重要な意味を持つ。

 このアプリ連携機能をうまく使うことで、スマートフォンのタッチ操作でいちいちアプリを切り替えなくても、Cortanaとの音声対話やテキストチャットのみで、必要な情報の引き出しや各種操作が行えたりと、「すべてのアプリで共通したユーザーインタフェース」になる可能性を秘めているのだ。

 Windows 10では、Cortanaのアプリ連携に関して次の3つの仕組みがある。

  1. フォアグランドでの音声コマンド
  2. アプリ内での音声認識
  3. バックグランドでの音声コマンド

 Cortanaでは「Tokyo Weather」といったキーワードや「How about weather in Tokyo?」といった自然言語による対話型検索に加えて、特定の機能やアプリを呼び出す「Voice Command(音声コマンド)」の仕組みを設けているのが大きな特徴だ。

 例えば、「Start a chat with Jonas」という音声コマンドによって無料通話・メッセージアプリ「Viber」で“Jonas”とのチャットウィンドウを開いたり、「What's up with Jonas」という音声コマンドで“Jonas”のFacebookでの投稿を確認したりと、特定の音声コマンドがアプリと結びつけられている。

 ただし、これでは同種のアプリで区別がつかないケースもあるため、「Facebook, what's up with Jonas」のようにコマンド前後に「アプリ名」を付与することで、機能として呼び出したいアプリを明示するほうがいいだろう。

tm_1407_win10J_6_03.jpg典型的な問い合わせだけでなく、「Voice Command(音声コマンド)」を使って直接アプリを呼び出して制御できるのがCortanaの特徴だ。簡易的なフレーズでもいいし、あるいは直接アプリ名を指定して呼び出すこともできる

 これ以外にも、より文章として自然な「what's up with Jonas on Facebook」のような音声コマンドを指定することもできる。この辺りの差異はCortanaが構文解析エンジンを通じて文脈を理解し、適時変換が行われている。

 ただし、このようなケースで複数のキーワードが並ぶ場合、あまりに口語調だったり前置詞を省略しすぎたりすると、Cortanaが意味を理解できなくなるため、適度に文章を“リッチ”に表現しておくほうが構文理解の助けにつながるようだ。

tm_1407_win10J_6_04.jpgCortanaの音声コマンドガイダンス。文章として自然な「what's up with Jonas on Facebook」のような音声コマンドを指定できる

 このように音声コマンドを通じて目的となる(UWP:Universal Windows Platform)アプリを呼び出し、処理を引き継がせる仕組みが「フォアグラウンドでの音声コマンド」となる。特徴としては、アプリを直接呼び出して処理させる方式のため、「比較的複雑な処理が可能」だ。

 内部的な処理としては、アプリは「Voice Command Definition(VCD)」というXMLファイルを記述しておき、これをWindows OS側に渡しておくことでCortanaとの連携が行える。VCDには「どの音声コマンドに対して、どのような処理を行う」といった手順が示されている。

 例えば、Cortanaがユーザーから音声コマンドを受け取ると、それをいったんWindows Speech Platformを通じてクラウド上のMicrosoft Speech Recognition Service(音声認識サービス)へと問い合わせ、構文解釈した結果を受け取った段階でVCDと突き合わせてアプリの呼び出し動作を決定する。

tm_1407_win10J_6_05.jpg音声コマンドにおけるCortanaの制御フロー。最初にアプリが「Voice Command Definition(VCD)」を登録することで、どのフレーズでアプリがどのように制御されるのかをCortanaに知らせておくのがポイントだ

 下に示したVCDの記述例では、「AppName」と「Command」以降の音声コマンドに該当する“文章”が重要だ(特に「ListenFor」の部分)。Cortanaで特定のアプリを呼び出すときは、このAppNameに記述された「アプリ名」が利用される。音声コマンドは「Show [my] trip to {destination}」となっており、「Show my trip to~」のフレーズに続くキーワードが「目的地」としてアプリへの引数となる。

 AppNameと音声コマンドで対象となるアプリを特定した後、次のキーワードを引数にアプリを起動するのがフォアグラウンドでの動作手順だ。この時点でCortanaは再度呼び出されるまではアプリの動作に関知せず、当該のアプリが「アプリ内での音声認識」機能を利用したときのみ、音声入力ならびに構文解析エンジンとして駆動するようになる。

tm_1407_win10J_6_06.jpgVCDはXMLで記述されている。Cortanaがサンプルとして表示する基本フレーズのほか、AppNameを指定することでユーザーが明示的にアプリを指定して呼び出すことが容易になる

Cortanaを通じたアプリとの対話型インタフェース

 フォアグランド動作でのCortana連携は、「Cortanaをアプリランチャー」として利用しているだけだが、おそらくCortana本来の強みを発揮できるのは「バックグラウンド動作での連係」のほうだろう。

 バックグラウンド連携では、Cortanaがアプリ(サービス)とユーザーの仲介役となり、共通のインタフェースとして動作する。スマートフォンやタブレットであっても「タッチパネル」の操作なしにアプリの機能を利用できるようになるため、ある意味で究極のユーザーインタフェースとも言える存在だ。このCortanaの魅力を引き出すのも、今後増えてくるであろうCortana対応UWPアプリの存在が大きい。

 バックグラウンド動作時における音声コマンドの挙動だが、基本的なフローはフォアグラウンド時と同様だ。最大の違いは、アプリそのものはユーザーと直接やり取りせず、Voice Command App Serviceを通じて、バックグラウンドでアプリの機能の一部をCortanaへと提供する形態を採っていることにある。

tm_1407_win10J_6_07.jpgバックグラウンド動作時における音声コマンドの制御フロー。先ほどのフォアグラウンド制御とは異なり、アプリはフォアグランドとして直接画面には呼び出されず、Voice Command App Serviceを通じてCortanaのサブ画面の中で動作する形になる

 ユーザーにとっては、ここでの表示結果がアプリの持つ機能ではなく、Cortanaの機能の一部に見えているというところがポイントだ。機能が呼び出されているアプリのアイコン、基本的な応答テキスト、メインとなるコンテンツ、アプリを呼び出すためのリンクがCortanaには表示される(「キャンバス」と呼ばれる)。

 バックグラウンドでのアプリとの対話インタフェースは、フォアグラウンド時の音声コマンドのそれに近いが、Cortanaのキャンバスでは表示領域が限定されているうえ、数個程度の項目表示や選択、「はい/いいえ」の2択、動作のキャンセルなど、できることが非常に限られている。

 つまり、「ユーザーが今素早くアクセスしたい情報の表示」や「手が離せないけど即座に応答したいアクションがある」場合など、あえて情報の選別や最適化をアプリ側が行う必要があるわけだ。

 キャンバス内の項目選択は、マウスやキーボード、タッチ操作だけでなく、音声コマンドでの選択も行える。キャンバスに表示する情報をCortanaに読ませることもできるので、作り込み次第では「画面をいっさい見ずに完全なハンズフリーで操作」といったことも可能になる。これは今後、いろいろ応用範囲の広い使い方ができるだろう。

tm_1407_win10J_6_08.jpg一連のやり取りを通じて、Cortanaが自身の画面内に結果を簡易表示するのが、バックグラウンド動作の特徴だ
tm_1407_win10J_6_09.jpgバックグラウンド動作では、「項目選択」「はい/いいえ」といったシンプルな応答形式で、音声入力によるアプリとのインタフェースも利用できる

WebアプリもUWPアプリ化すればCortanaを利用可能

 Microsoftにとって、新しい世代のユーザーインタフェースとしてのCortanaに期待する部分が大きいというのは、さまざまな部分からうかがえる。同社は「Kinect for Xbox 360」をリリースした際に「NUI(Natural User Interface)」というフレーズを用いたが、CortanaはまさにNUIを体現する存在だからだ。

 MicrosoftはCortanaの存在がWindows 10における強みだとも考えており、WebアプリケーションをUWPアプリとしてパッケージングする「Hosted Web App」を利用するメリットの1つとして、「CortanaをWebアプリケーションから利用できる」という点を挙げている。

 Hosted Web Appを作成するための「Project Westminster」は、同社が開発者向けイベント「Build 2015」で発表した4つの“ブリッジ”のうち、現時点で唯一正式に提供が行われており、Windows 10ならではの機能を活用したアプリの作成が可能だ(残りは「Project Astoria」「Project Islandwood」「Project Centennial」)。

日本ではどのような声になるのかも楽しみ

 Microsoftによれば、現在日本語版Cortana担当のスタッフが全力で開発しており、可能な限り早期でのリリースを目指しているという。以前に話を聞いていた範囲では、日本語の構文解析は比較的難易度が高く、この辺りが障害の1つだという。

 中国語版の開発ではMSRA(Microsoft Research Asia)の研究センターが大きな役割を果たしたようだが、担当スタッフには日本へのローカライズでぜひ頑張ってほしいところだ。

 中国語版では「小娜(XiaoNa、シャオナ)」の名称で提供される同サービスだが(小娜が歌ったりもする)、日本では「どのような声になるのか」という点にも注目が集まっており、数カ月後のWindows Insider Programへの提供を楽しみに待ちたい。

Cortanaの各国対応について説明する動画。日本語対応も紹介されているが、どのような声なのかはまだ分からない



2015年8月7日金曜日

新型AppleTVに期待高まる

アップル「番組見放題」、ついに来年登場か

<動画>9月の「新AppleTV」の先にあるもの

ロイター

おそらく、あなたは話しかけるだけでチャンネルを変えられるようになる。バズフィードのレポートでは、アップルは人々が長らく待ち望んでいた次世代のApple TVについて9月のイベントで明らかにするという。そしてそれには音声操作アシスタント、Siriが搭載される。
オンラインメディアのバズフィードによると、アップルのセットトップボックスは新しい遠隔操作、より大きなストレージ、そして改善されたオペレーティングシステムを提供する。それは同社が経営するアップルストアで販売開始される。価格についての言及はない。
バズフィードによると、それは3年間ほど新作がなかったセットボックスにとって「極めて重要なオーバーホール」だ。
今回の新Apple TVは、同社が数年間準備を進めているオンラインTVサービスとは別のものだ。ひとまとめのチャンネルを提供してくれる、(Apple Musicのテレビ版のような)その有料視聴サービスは、おそらく来年リリースされるだろうとバズフィードは報じている。
これらの件の真贋についてアップルはコメントを控えている。
さっそくバズフィードの報道をフォローした野村証券のリポートでは「TVがアップルの成長に貢献すると予測しているものの、同社の主要な価値は、その生態系の中に顧客を維持することにある」と分析している。

モーニングスター

<米国株情報>米アップル、9月に次世代型アップルTVセットボックスを発表か


米IT大手アップル<AAPL>は9月の世界開発者会議(WWDC)で、次世代型アップルTVセットボックスを正式に発表するもようだ。米オンラインニュースメディアのバズフィードが前週末に関係者の話として伝えた。

 これより先、バズフィードは3月にアップルがウェッブTVサービスの提供を9月から開始すると報じていた。同サービスは約25社のテレビ放送局の番組をワンパッケージにして視聴者に番組を提供することを目指すもので、当初は6月のWWDCで正式に発表される予定だったが延期されたとしている。

 新型アップルTVセットボックスは、同社製スマートフォン「アイフォン」に搭載されているバーチャルアシスタント機能(音声認識によるパーソナルアシスタント機能)「シリ(Siri)」を搭載するほか、タッチパッドリモコン、大容量の内部記憶装置などを標準装備し、直営のオンラインショッピングサイト「アップルストア」で販売される。
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