2015年10月12日月曜日

もう高性能ロボットだよね。次世代ルンバ登場。

滝田勝紀の「白物家電、スゴイ技術」:
大切なのは技術より“使う人にとっての価値”――開発担当者に聞く「ルンバ980」

滝田勝紀,ITmedia

「ルンバ980」はこれまでのルンバと同じようなフォルムだが、中身はまったく別物だ。「最初のルンバ以来、最高の出来」という自信作だが、開発担当のケン・バゼドーラ氏は技術よりも大切なものがあるという。


 国内でも10月10日に発売される米iRobotの「ルンバ980」。これまでのルンバと同じようなフォルムだが、中身はまったく別物となった。同社のコリン・アングルCEOが、「2002年にデビューした最初のルンバ以来、最高の出来」という自信作について、開発担当のケン・バゼドーラ氏に詳しく聞いた。

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「ルンバ980」

書いたプログラムは従来の100倍

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新製品発表のために来日した米iRobotのケン・バゼドーラ氏

 「ルンバ980」が従来のルンバと最も違う部分が、頭脳である「iAdapt 2.0 with Visual Localization」を搭載した点だ。これは主にBtoB製品向けに開発されたモバイルロボットプラットフォーム「Ava」(エイバ)の技術を、家庭用の「ルンバ980」に技術転用したものである。とはいえ、ただ、転用するといっても、そこにはいろいろ苦労があった。

 「シスコシステムズと共同で開発したロボット型テレビ会議プラットフォーム『Ava 500』がレーザーを使って状況を把握するのに対し、『ルンバ980』はローコストなカメラを使いました。BtoC用、つまりコストをあまりかけられないためです。このカメラもスマートフォンのカメラなどよりも性能が低いもの。しかし、この技術を開発するのに基礎研究から合わせて10年以上の時間がかかりました」

 さらに苦労したのが、すべてのエコシステム――つまりシステム全体をスームズに動かすための接続だ。「『ルンバ980』はクラウドとアプリケーション、それに本体と接続するため、ソフトウェアの量も数も質も違います。従来のルンバと比べて、100倍ほどのプログラムコードを書きました。そららがしっかりと動作するか、そういったテストの数も段違いで、ようやく製品化にいたっています」

 もっとも気になるところが、従来のルンバとはまったく違い、マッピング技術を駆使して、直線的かつ効率的に動くところだ。この仕組みについてあらため聞いてみた。

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従来のルンバとはまったく違い、直線的かつ効率的に動く「ルンバ980」

 「vSLAM(Visual Simultaneous Localization And Mapping)の技術を導入し、本体上部のカメラで特徴的なランドマークをみつけながら室内の形状を把握していき、『フロアトラッキングセンサー』を組み合わせることで、常に自機の位置を把握しています。フロアトラッキングセンサーでは、車輪の直径などを考慮しながら移動距離を計測します。また『ルンバ980』は30度上方の角度を見上げる形で部屋を見ていますが、いわゆる人間の見え方とは違って光や明暗のパターンで、室内各所のランドマークを認識しているのです」。

 口にするのは簡単だが、「ルンバ980」が掃除する工程を解説してもらうと、実際はソフトウェアでかなり複雑なことが行われていると分かる。

 「ルンバ980がマップを作りながら移動していると、センサーが障害物や段差などを検知します。そこでは従来のルンバ同様、経験則に基づいたアルゴリズムで最適な動きをします。一段落すると通常の動きに戻り、それを繰り返すことでマップはどんどん広がっていきます。ある時点で、“ここの部屋はもう全部掃除した場所だ”と『ルンバ980』自身が判断すると、次の部屋へと向かい、また同じように地図を作りながら掃除を進めます。最終的に家全体、もう“行くところがない”とマップがクローズするまでこの動きは続きます」

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途中でバッテリーがなくなると最短のルートでホームベースに戻る

 掃除するフロアが広い場合、途中でバッテリーがなくなるケースもある。すると「ルンバ980」は従来機と同様、自動的にホームベースに戻って充電を行う。異なるのは、ホームベースに帰るときの動きだ。「すでにホームベースまでのエリアの地図はできているので、もっとも最短のルートでルンバは戻ります。そのルートは本当に緻密(ちみつ)ですよ。そこで自身で充電し、完了したら再度、掃除を途中でやめた場所まで戻り、掃除をリスタートするのです」

掃除力アップの秘密

 「ルンバ980」は「iAdapt 2.0 with Visual Localization」により地図を作成することで、既存のルンバの経験則的な動作に加え、よりインテリジェントに動けることが分かった。しかし、これまでは平均4回も同じ場所を通って掃除していたのに対し、「ルンバ980」は同じ場所を1度しか通らない。床は本当にきれいになるのだろうか?

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ルンバが作った地図のイメージ

 「そのために吸引力を高めるべく、採用したのが『ハイパワーモーターユニットG3』です。従来機と比較して吸引力が10倍、清掃性能自身も2倍に高まりました」

 出力の高いモーターを変えただけで、そんなに吸引性能が上がるものなのだろうか? それなら、もっと出力の高い大型モーターを積むことも考えられたのではないだろうか? バゼドーラ氏が続ける。

 「ロボットシステムを設計するにあたり、もっとも重要なことは、各パラメータのバランスをとることです。バッテリーのパワー、エネルギー消費量、本体サイズ、さらに吸引力の強さ、それぞれのバランスがしっかり取れていないと実用的なロボットにはなりません。ルンバの場合、これまでの動きを変えた分、『ハイパワーモーターユニットG3』で吸引力を強める必要がありました。とはいえ、それだけで10倍の吸引力を達成できたわけではありません。エアロフォースをなるべく効率良く生み出すために、流入路に従来機とは違う改良を加えたり、『ハイパワーモーターユニットG3』をダストボックス内に斜めに配置したのもそのためです。そうすること流入路とインペラーが直線的に結ばれ、空気のロスが減るのです」

 同時に広範囲(長時間)の掃除というミッションもロボット掃除機にとっては必要な要素だ。「エネルギー消費をなるべく減らす努力をしました。そこで生み出されたのが、『カーペットブースト』機能であり、『ダートディテクトモード』です」

 「カーペットブースト」は、「ルンバ980」がカーペットやラグマットの上にくると自動的に吸引力を引き上げるというもの。一方の「ダートディテクトモード」は、センサーが“ゴミが多い”と判断した場所で前後に移動して念入りに掃除するという機能だ。ゴミの少ないところ、ゴミを吸い取りやすいところで吸引力を高める必要はないが、ゴミが吸い取りづらいところや、異常に汚れている場所では吸引力を高めたり、繰り返し掃除する必要がある。これは人間が掃除する場合でも同じ感覚だろう。

 「ハードフロア、つまりフローリングなどは塵やホコリが固い面にのっかっているため吸引力をそこまで高めず、一度通っただけでも簡単にきれいになります。一方、カーペットはそうはいきません。毛の奥にまでゴミが入り込んでいたり、時には髪の毛が絡まってたりします。そこではカーペットブースト機能を働かせ、最大10倍の吸引力で根こそぎそれらを集塵します。あとはフローリングなどでも極端に汚れているところはセンサーが汚れを検知するとダートディテクトモードが働き、何度もその場所を前後するように動いて、最終的にゴミをすべて吸引するのです」

畳の上ではどう動く?

 1つ疑問に感じるのは、「ルンバ980」が現状どういった素材のフロアにいるのかをいかに検知しているか。バゼドーラ氏はそれにも明快に答えてくれた。「路面の判断は実はフロアトラッキングセンサーでもタイヤの摩擦でもなく、『AeroForce エクストラクター』で行っています。ゴミを吸い上げるのに必要なパワーやエネルギーをセンサーで検知して、その大きさから床面の素材を検知するというアルゴリズムを開発しました。フローリングの上では、『AeroForce エクストラクター』との距離が少し空くのに対し、絨毯(じゅうたん)の場合はタイヤが沈み込むため、フロアとの距離が縮まります。フローリングの場合、空気の流入がスムーズであるのに対し、絨毯は地面との距離が近く空気の流入速度が弱まります。その違いによりエネルギーの大きさが変わるので、適材適所、用途にあった吸引力を実現できるのです」

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 では、日本の住居独特の畳に関してはどのような処理をしているのだろうか? 「日本の住居にある畳は、フローリングと比べるとやや(ルンバの)本体が沈み込むため、どちらかといえば絨毯にいるのと同じ動きをするので、カーペットブーストが効くはずです。これも『ルンバ980』が自分で判断している結果ですが、あまり畳は強い吸引力で吸い込む必要がないと思われる場合には、アプリでエコモードなどに設定していただくなど、回避する方法もちゃんとチョイスできるようになっています」

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発表会場では畳を含むさまざまな床を掃除してみせた

 「ルンバ980」は、自分でしっかり判断できるのはもちろん、ユーザーの指示をスマホ経由でしっかりと受け取り、動かすことができる万能ロボット掃除機だ。だから、仮に1度しか通らないのは不安だという場合には、1カ所を2回以上通る動きもさせることもできるようになっている。

 「実際、動かす前はそのように不安を持たれる方は多いはずです。実際に開発途中のベータユーザー(社員やモニター、意見を聞くための限定的なユーザー)にもそういった方々はいました。とくにこれまでのルンバを使っている方が、そうした印象を持たれるのは仕方ないと思います。でも、実際に検証したのですが、『ルンバ980』の清掃性能というのは本当に高く、従来の『ルンバ800』シリーズが3回走らせて集塵するゴミの量より、『ルンバ980』が1回通っただけで集塵したゴミの量のが多いという結果が出ているのです。ですから、大多数のベータユーザーは最終的に『ルンバ980』を1度しか通らないベーシックな動きに戻しましたね」

 また、効率性を随所にわたり追求している『ルンバ980』だから、一度通った場所を移動する場合は吸引力をゼロにするという考え方もありだとは思うのだが、実際はどうなのだろうか?

 「実はそうすることも考えたのですが、ゼロにしてしまうとユーザーが混乱をするおそれがあると思い、実行しませんでした。故障と勘違いされる方もいると思いましたので。そのために、例えば一度通った場所を通り過ぎる場合は、最短経路を辿ることで、なるべく吸引力をロスしないように、動きのほうでエネルギー消費を抑えています」

ルンバのスタイルが変わらない理由

 ルンバはこれまで初代モデルからずっと直径35センチの円形で、高さも10センチ弱とほとんど変わっていない。エンジニアとして、常にこれだけ新しい機能を開発しているということは、やっぱり形に関しても理想を追求するために、いろいろ模索しているはずだが、実際はどうなのだろうか?

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ルンバの高さはずっと変わらず10センチ弱。だからベッドの下にも入り込める

 「いろいろチャレンジは試みています。例えば、もっと薄っぺらくして、少し幅があるような形状なども試したり、見た目を重視して少し高さを高くしたりもしてみました。でも、やはり今の形状よりも動ける範囲が減ってしまったり、家具の下に入れなくなったりしたため、結局はこの形状に落ち着いたわけです。しかも円形というのはやはりロボット掃除機にとって理想の形であるのは間違いありません。特に袋小路のような場所から出る時にもっとも効果的。回転して向きを変えれば、どこにもぶつからずに戻ることができるからです。あと、地面からの高さなども、この高さや形状がおそらく理想的だと思います。ちょっとした起伏は先端からすっと上っていきますし。結局は形も同様で、過去の経験則も取り入れながら、バランスを追求した結果、今の形にたどり着いたのです」

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本体でも「CLEAN」ボタンを押すだけ

 「ルンバ980」を操る「iRobot HOMEアプリ」の画面はいたってシンプル。本体同様、「CLEAN」ボタンが表示され、スケジュールの履歴を参照する場合もメニューを辿るだけ。ほぼ迷う要素がない。そして「バーチャルウォール」もこれまでのラウンド形状から、長方形のスクエア形状に変わったが、バーチャルウォール機能と新機能「ヘイローモード」(直径約1.2メートルの進入禁止エリアを設定できる)はスイッチ1つだけで上下に切り替えるだけなので、こちらも使うために説明書いらずだ。

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「バーチャルウォール」はスクエア形状に変わったts_irobot09.jpg
「iRobot HOMEアプリ」では各種設定も行える

 「誰もが簡単に使える、つまりはシンプルであるということは非常に重要です。実は、そのためにユーザーエクスペリエンスエンジニア、産業デザインエンジニアなどが、研究者などが何度もディスカッションして、アプリケーションもバーチャルウォールもこの形に落ち着きました。われわれはロボットエンジニアであり、iRobotは高度なロボット技術を持つメーカーですが、あくまでも思想の根底には“お客様主義”というものが存在します。われわれにとって大切なのは、技術そのものより、使う人にとっての価値を生み出すこと。技術や機能はなるべくインテリジェントな形にまとめ、隠しました。例えばクルマの構造を理解してなくても免許さえあれば誰もがドライブに行けるように、老若男女どなたでも同じようにCLEANボタンさえ押せば『ルンバ980』が自動的に床をきれいにしてくれる、そんな生活こそが大切なのです」

2015年9月11日金曜日

iPad pro は、期待通りか?期待以上か?

前評判が高まっていたiPad pro。予想通りの製品仕様で、驚きはそうなかったものの。タブレットの生き残りというよりは、進化を確信したプレゼンだった。ライバル会社のマイクロソフトは、新しいOfficeアプリを紹介するは、一時険悪な関係になっていたAdobe社もプレゼンするはで、相当な力の入れよう。しかも、利用層は、デザインや医療という専門的なターゲットでの需要増を狙っているようで、Macシリーズとは、違うコンセプト。さらに、注目を集めたのは、独自のペンシルとキーボード付きカバー。ペンを使えば、ワコム、カバーを付ければsurfaceに変身。価格は、まだ発表されていないし、これまでどおり、携帯電話各社からも提供されるのかどうか、このあたりが気になるところ。


以下、マイナビニュースより
米Appleは9日(現地時間)、サンフランシスコで開催された新製品発表会において、12.9インチRetinaディスプレイを搭載したiPad Proを発表した。これはiOSデバイスでは過去最大サイズ。アクセサリとして、ペン型の入力デバイスApple Pencilと、カバーを兼ねたSmart Keyboardも発売される。
12.9インチRetinaディスプレイ搭載のiPad ProiPad Pro/iPad Air/iPad miniのサイズ比較
iPad Proのサイズは305.7mm×220.6mm。厚さは6.9mmと、初代のiPad Air(7.5mm)よりも薄い。重量はWi-Fiモデルが713g、Wi-Fi+Cellularモデルが723gとなっている。解像度は2,732×2,048ピクセルで、iPad Airより78%大きい。ディスプレイの短辺がiPad Airの長辺とほぼ同じとなっている。バッテリー時間のスペック値はインターネット利用やビデオ・オーディオ再生で最大10時間と、その他のiPadシリーズと同様だ。
ノートPCに匹敵するパフォーマンスの第三世代A9Xチップを搭載し、A7と比較してCPUは2.5倍、グラフィックは5倍高速になっているという。iMovieでは同時に3本の4Kビデオストリームを再生し、Auto CAD 360による3Dモデリングも可能。4つのスピーカーを内蔵し、デバイスの向きを検知してバランス良いサウンド再生を行う。
併せて専用の入力デバイス、Apple PencilとSmart Keyboardが発表された。Apple Pencilはドローイングをナチュラルな操作で行える細身のペン型デバイスで、iPad Proのディスプレイ上で位置・圧力・傾きを検知する。Apple Pencilを使用しながら指によるタッチも検知し分けることが可能。また、Apple Pencil使用時はマルチタッチサブシステムが通常の2倍の速さでシグナルをスキャンし、滑らかで正確な描画を実現したという。
手書き入力に対応した新しいメモアプリや、メールの添付ファイルへの書き込みができるほか、発表会ではiOS 9の新機能であるマルチタスキング(画面分割)を活用しながら、Microsoft Office 365 for iPad、Adobeの新しいクリエイティブツール CompやPhotoshop Fixといったアプリによるデモが行われた。
筆圧や傾きも検知にも対応するペン型デバイスApple Pencilスマートカバーにキーボードが搭載されたSmart Keyboard
Smart Keyboardは、従来のスマートカバーと同様にiPadを保護したりスタンドとして機能しながら、フルサイズの物理キーボードを搭載。キーボードをセットした際にiPad Proの側面にあるSmart Connect Portに接触することで接続し、外部電源やバッテリーを必要としない。キーに隙間が無いために水や汚れに強く、折り曲げに強い耐久性のある素材が使用されているという。
ブラシの太さやボカシもApple Pencilで表現可能広いディスプレイでマルチタスキングを活用
この他、802.11ac Wi-FiテクノロジーとMIMO搭載により、最大866Mbpsのダウンロードに対応。Wi-Fi+Cellularモデルでは20のLTE周波数帯に対応し、4G LTE経由で最大150Mbpsの接続が可能となっている。
カラーのラインナップは、シルバー/ゴールド/スペースグレイの3色。ストレージはWi-Fiモデルが32GB/128GBの2種類、Wi-Fi+Cellularモデルは128GBのみ。価格は順に、799ドル/949ドル、1079ドルとなっている。発売は11月の予定。
また、Apple Pencilは99ドル、Smart Keyboardはチャコールグレーの1色展開で169ドル。iPad Pro用スマートカバーはチャコールグレーとホワイトの2色で59ドル。シリコンケースも同じく2色が用意され、79ドル。こちらも同じく11月に発売される予定だ。
Apple JapanのサイトではすでにiPad Proのページが公開されているが、記事執筆時点で価格の表記は無い。

2015年8月24日月曜日

これなしでは生きられないアプリ特集「2015_iPhone編」 ライフハッカー[日本版]

ライフハッカーがiPhoneアプリを紹介。コレ持ってるけど、コレ持ってないなぁ。そんなに便利なの?とうものもあり、チャレンジしてみて下さい。


これなしでは生きられないアプリ特集「2015_iPhone編」

  • ライフハッカー[日本版]
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iPhoneはモバイル界隈では最大のアプリ数を誇っていますが、それは自分にとって良いアプリを見つけるのが大変であることも意味します。そこで、米Lifehackerがイチオシのアプリを集めた「Lifehacker Pack for iPhone 2015」を参考にしてください。
※価格はすべて税込
生産性向上ツール
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Outlook
まさかこの名前が出るとは思わなかったでしょうが、米LHが選ぶiOSのベストメールクライアントは、Microsoft の『Outlook』です。統合された受信トレイ、カスタマイズできるスワイプオプション、強力な検索機能、堅実なフィルターシステムなど、メールクライアントに必要なすべてを備えています。Apple標準の『Mail』も真っ青の仕上がりですので、よりパワフルなアプリを探しているなら、Outlookをチェックしてください。
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Sunrise Calendar
『Sunrise Calendar』は米LHイチオシのiPhone向けカレンダーアプリです。無料の上、多機能で操作も簡単です。ビューの切り替えや同期機能など、カレンダーとして必要な機能をすべて備えています。中でもすばらしいのは、天気やGoogle Maps、Evernote、TripItといった他のサービスとの連携です。
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Simplenote / Evernote
iOSには、メモの取り方によって2つの選択肢があります。プレーンテキストが好きな人には『Simplenote』がベストです。すべてのノートがデバイス間で同期できて、余計な機能は一切なく、シンプルに徹しています。もう少し多機能がいいなら『Evernote』がベストな選択肢です。Evernoteの極意は、すべてを保存すること。画像を追加したり、ウェブサイトに注釈をつけたり、Todoリストを作ったり、とにかく何にでも使えます。
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Any.DO
App StoreにはあまりにたくさんのToDoアプリがあるため、自分に合うものを探し出すのは不可能に思えます。そこで、米LHは、シンプルと多機能の絶妙なラインを行く『Any.Do』をおすすめします。インターフェースはシンプルで、タスクの追加や整理が簡単です。さらに、音声でのタスク追加、タスクの延期、リストの共有や同期までできちゃいます。
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IF
『If This Then That』は、米LHお気に入りのウェブアプリですが、iPhoneアプリも同じくらいパワフルです。外出先からでもレシピを作成できるだけでなく、iPhoneの連絡先、写真、リマインダーと連携して、iPhoneのあらゆる動作を自動化できます。
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Dropbox
『Dropbox』はすでに最高のクラウドストレージサービスですが、その真骨頂はモバイルアプリにあります。ファイルブラウザとして使えるのはもちろんのこと、撮影した写真のアップロード、ファイルの編集、ほかのサービスを介したファイル共有などが可能。また、無料で簡単に容量を増やす方法もあります。
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Workflow
『Workflow』はiOS用のマクロやミニアプリを作成できるアプリです。簡単にいえば、iPhone向けの『Automator』です。ボタンをタップするだけで、カレンダーの予定を設定したり、ページをPDFとして印刷したり、再生中の楽曲の歌詞を探したりできます。
インターネットとコミュニケーション
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Chrome
デスクトップで『Chrome』を使っているなら、同期機能だけでも『Safari』から乗り換える十分な理由となります。ほかにも、デスクトップビュー、プライベートモード、スピードダイアルなど、優れた機能が豊富にそろっています。
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Google Hangouts or Skype
『Skype』は長い間、ビデオ通話の王者でしたが、近年、『Google Hangouts』が猛烈に追い上げてきています。理由はシンプルです。今や誰もがGoogleアカウントをもっており、Google Hangoutsを使うのに必要なのは、Googleアカウントだけだからです。さらに、ビデオ通話をすぐに開始できてコストもかかりません。とはいえ、VOIPの王者はいまだにSkypeであり、一般にも広く浸透しています。どちらも優れたビデオチャットアプリです。好きな方を使ってください。
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Facebook
Facebookの公式アプリでは素晴らしい体験ができますが、イベントの場所を確認したいときや、友人の電話番号を調べるとき、行列に並びながらプロフィールを更新したいときなどには特に便利です。このアプリが好きになれない人はFacebookのモバイルサイトを利用しましょう。
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Tweetbot
『Tweetbot』は米LHイチオシのiPhone向けTwitterクライアントです。使い勝手が良く、カスタマイズ可能なナビゲーション、Twitter体験を自由にコントロールできるパワフルなインターフェースなど、豊富な機能を誇っています。
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IM+
優れたIMクライアントとは、さまざまなサービスと連携し、異なる種類のメディアに対応し、デバイス間で同期できるアプリです。『IM+』はそのすべてを備えています。相手がどんなサービスを使っているかを気にせず、誰とでもチャットが可能です。
位置認識
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Google Maps
簡単に言えば、『Google Maps』はiPhoneにおいてもベストな経路誘導アプリです。無料で優れた場所検索機能があり、公共交通機関、徒歩など、さまざまなルート検索もこのアプリで完結できるので、別の専用アプリを立ち上げる必要もありません。
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iPhoneを探す
『iPhoneを探す』は昔からありますが、依然として価値あるアプリです。iPhoneが盗まれたり、どこかに置き忘れたりしてしまっても、遠隔操作で追跡できます。いろんな場所で携帯を置き忘れてしまう人には欠かせないアプリです。
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Yahoo!天気
なぜかはわかりませんが、iPhoneには膨大な数のお天気アプリがあります。米LHのイチオシは『Yahoo!天気』です。素晴らしい機能が豊富にありながら、使い勝手も良好です。レーダー、サテライト、ヒートマップなど細かい情報も盛りだくさんですが、現在の天気をぱっと見るのも簡単です。
音楽、写真、動画
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Pocket Casts
iPhoneでポッドキャストを聴くのは最高の暇つぶしになりますが、Apple標準アプリは少々使い勝手が悪いと言えます。米LHのおススメは『Pocket Casts』。一度設定を済ませれば、あとはほとんど自動でやってくれます。ポッドキャストを自動でダウンロードしてくれるし、airやWi-Fi経由でも動作します。また、ストリーミングで聴くこともできます。ほかのポッドキャストアプリに比べてはるかに便利です。デスクトップ版にサインアップすれば、ポッドキャストをパソコンとiPhoneで同期することができます。
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Camera+
『Camera+』はiPhoneの凡庸で旧式なカメラアプリを、多機能なコンデジに変えてしまうアプリです。動作も軽快で、素晴らしい写真が撮れます。それに加えて、画質を高めたり、赤目現象の防止、特殊効果など豊富な機能を備えています。携帯で写真をたくさん撮るなら、2ドル(360円)出す価値は十分にあります。
映画、テレビ
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IMDb
友人との会話中に、映画のタイトルや俳優の名前がどうしても思い出せないことってありますよね。『IMDb』なら、どんなマニアックな映画情報にもすぐに答えてくれます。
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Can I Stream It?
映画を観るために複数のストリーミングサービスを利用していますか? きっとお目当ての映画を探すのに苦労していると思います。『Can I Stream It?』はAmazonやNetflix、iTunesなどのライブラリを横断検索して、その映画やTV番組がどのサービスで見られるかを教えてくれます。もう現実のレンタルショップにはさよならです。
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Netflix , Amazonインスタント・ビデオ or Hulu
iPhoneでテレビや映画を観る方法はたくさんありますが、どれもかなり似通っています。NetflixとHuluは本当にそっくり。なので、どのサービスを使うかはどの番組を観たいかで決めればいいでしょう。iPhoneにこれらのアプリを入れて、 ようやくコンテンツを見る準備が整ったことになります。
読書とニュース
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Kindle or iBooks
iPhoneのブックリーダーアプリはどれも似たり寄ったり。いずれもモバイルで本が読めて、ブックストアと連携します。もしあなたが、別のデバイスで『iBooks』を使っているなら、iPhoneでもiBooksを使えばよいでしょう。『Kindle』にも同じことが言えますが、あなたが学生であれば、Kindleからはたくさんの恩恵を得られます。自分の状況に合わせて好きなほうを選んでください。
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Instapaper , Pocket or Readability
デスクトップパソコンのブックマークサービスも素晴らしいですが、その真価を発揮するのはモバイル上においてです。デスクトップで読みたい記事を保存しておき、iPhoneからアクセスすれば、読む場所を選びません。それぞれ長所・短所がありますが、どのサービスも素晴らしい出来です。好きなものを使ってみてください。
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Reeder
Google Readerは消えてしまったようですが、『Reeder』は依然として米LHイチオシのRSSリーダーです。最近のアップデートで『Feedly』を含む、他社のいくつかのRSSリーダーに対応しました。インターフェースもシンプルで使いやすく、あとで見たい記事を素早く保存可能。ほかのデバイスとの同期も簡単です。
健康、フード、フィットネス
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RunKeeper or Strava
ランニングアプリには驚くほど選択肢がありますが、米LHのおススメは『RunKeeper』と『Strava』です。どちらも走りを記録し、友人たちの状況をフィードで表示してくれ、目標に合わせて自由にトレーニングプランを作成できます。『Strava』のほうは、サイクリングをする人向きですので、トレーニングにランニングとサイクリングを組み合わせている人は、こちらを選ぶといいでしょう。
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Fitocracy
ランニングやサイクリングをあまりしないなら、『Fitocracy』がワークアウトの記録にぴったりのアプリです。ワークアウトにゲーム要素を取り入れることができ、コミュニティもあります。また、ウェブアプリと同期すれば、どこからでもワークアウトを記録できます。
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Sleepcycle
多くの人にとって朝起きるのは一苦労なことですが、『Sleepcycle』が少し手伝ってくれます。アプリを起動しベッドの上に置いておけば、睡眠パターンを計測して、適切なタイミングで起こしてくれます。魔法のアプリとまでは言いませんが、目覚めるのが少しは楽になるでしょう。
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Yelp
外食をよくする人は、『Yelp』をホーム画面に置いておくべきです。お店のレビューだけでなく、営業時間やサービスタイムなどの最新情報をチェックするためです。また、アプリからは多くのレストランの予約が可能です。これがあれば、ほかのアプリを入れる必要はありません。
Thorin Klosowski(原文/訳:伊藤貴之)
Image byTina Mailhot-Roberge.

2015年8月14日金曜日

iOS8.4.1 ソフトウェアアップデート Apple Music の機能改善

iOS8.4.1リリース、Apple Musicの機能を改善

    iPhone mania より
8.4.1

Appleは14日未明にApple Musicの機能を改善したiOS8.4.1をリリースしています。

Apple Musicの諸問題を解決

Apple Musicが開始されて1ヶ月半が経ちましたが、小さな不具合の報告は多くありました。iOS8.4.1はそれら不具合をまとめて解消するアップデートのようです。

Apple Musicで改善

スクリーンショットにもありますが、6つの不具合が解消されるとされています。特にアートワークの表示が崩れる問題はTwitterなどでも話題になっていましたが、今回のアップデートで問題が解消されるようです。

なお14日午後5時30分時点でiOS8.4.1に関する大きな不具合情報は出ていません。筆者のau版iPhone6 Plusでもメール、電話(発信、着信)、4G・Wi-Fi通信などの基本的な部分に問題はありません。Apple Musicの不具合で不満を感じていた人は早速アップデートしてもいいかもしれません。


(KAZ)